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新・誕生石

誕生石は幸せのおまじない

2021年12月、63年ぶりに誕生石が改訂され、新たに10種が追加されて29種となりました。
(全国宝石卸商協同組合改訂。日本ジュエリー協会、山梨県水晶宝飾協同組合が賛同)
この改訂で「統一された日本の誕生石」として生まれ変わりました。
今まで単色しか選べなかった月もカラーバリエーションが広がり、誕生石の新しい魅力にふれる楽しみができました。

新・誕生石のご紹介


ガーネット

1月 January

真実の愛を求める
ガーネット
石言葉:真実・友愛・情熱・繁栄

ガーネットの語源はラテン語でざくろを意味するグラタナス(種)。和名でもざくろ石と呼び、種が多い様子から稔りのシンボルとされています。結婚18年目をガーネット婚と呼んでいます。
ガーネットには代表的な赤いパイロープ・ガーネットをはじめ、分散度が高くキラキラ輝くことから、ダイヤモンドを意味するデマント(Demant)に由来するデマントイド・ガーネットや、明るいオレンジのスペサルティン・ガーネット、濃 緑が美しいツァボライトなど、ガーネット・ファミリーと呼ばれるさまざまな種類 があり、好みの色のガーネットを一つひとつ揃えていく楽しみもあります。


クリソベリルキャッツアイ

2月 February

真実を見つめる金色の目
クリソベリルキャッツアイ
石言葉:驚嘆・魔除け

和名で猫目石と呼ばれるキャッツアイ効果を示す石は数多くありますが、一番美しく高価なものがクリソベリル・キャッツアイです。2月22日は日本の猫の日であり、2月17日はヨーロッパで多くの国で世界の猫の日となっております。目が出ることから、運が開ける宝石ともいえます。


アメシスト

2月 February

良い人生に導く紫の宝石
アメシスト
石言葉:高貴・誠実・心の平和・愛情

酔わないお守りとされていた伝承があり、ギリシャ語のamethystos(酒に酔わない)を語源とするアメシスト。酔った酒の神バッカスが襲った女官を月の女神がアメシストに変えたというギリシャ神話があり、古代ローマではアメシストの盃に注いだお酒を飲むと、人生の悪酔いから身を守ると信じられていました。


ブラッドストーン

3月 March

安産のお守り
ブラッドストーン
石言葉:勇気・聡明・献身

酸素の循環を良くして血液に力を与えるといわれるブラッドストーン。濃緑色に血を連想させる赤い斑点のあるカルセドニー(玉髄)で、ヘリオトロープとも呼ばれます。キリストが十字架にかけられたとき、傷口から鮮血が緑の大地にしたたり石に変わったのがブラッドストーンだという伝説があります。


アイオライト

3月 March

ヴァイキングの羅針盤
アイオライト
石言葉:誠実・徳望・鎮静

ギリシャ語の青紫=IOSと、石=LITHOSから名づけられたアイオライトは、上から見るとすみれ色、横から見るとほとんど無色に見える不思議な石です。かつて北欧のヴァイキングがアイオライトの薄い板を偏光器として使用し、太陽の位置を確かめて航海したことから行くべき道を示す「ヴァイキングの羅針盤」といわれています。


アクアマリン

3月 March

旅の安全を守るピュアブルー
アクアマリン
石言葉:幸福・聡明・富貴

清らかな水を思わせる水色が人気のジェムストーン。古代ローマ時代には船乗りを守るといわれ、旅の安全を約束する宝石として身につけられてきました。ラテン語で“水”を表すアクアと“海”を表すマリンからアクアマリンと名づけられました。古くから人魚の宝物と言われ、船乗り達の御守りとされてきました。


サンゴ

3月 March

深海で育まれる宝物
サンゴ
石言葉:魔除・長寿・安産

血流が良くなるとされ、体の健康とお産のお守りとして身につけられてきたサンゴ。宝石珊瑚には赤、ピンク、白などの色があり、赤珊瑚の中でもとくに色が濃く高品質なものを血赤珊瑚と呼んでいます。高知県の土佐沖で取れる血赤珊瑚は世界中から大きな評価を受けており、海外では「TOSA」の名で高い人気を誇っています。


ダイヤモンド

4月 April

永遠の絆を結ぶ
ダイヤモンド
石言葉:永遠の絆・純愛・不変・純潔

ギリシャ語で「何ものにも征服されない」という意味を持つadamas(アダマス)が語源とされるダイヤモンドは、地球上でもっとも硬い物質とされています。その美しさと希少性から宝石の王様と呼ばれ、多くのジュエリーに用いられています。堅い絆の象徴でもあるダイヤモンドは、愛に満ちた家庭を築くとされ、婚約指輪として贈られています。結婚60周年をダイヤモンド婚式と呼んでいます。


モルガナイト

4月 April

桜の花の色合い
モルガナイト
石言葉:優美・慈愛・清純・愛情

水分を含んだような瑞々しい透明感に満ちたピンクの宝石、モルガナイト。エメラルドやアクアマリンと同じベリルという鉱物です。熱心な宝石コレクターだった銀行家のJ.P.モルガン氏にちなんで名付けられました。あたたかな慈しみをもたらすヒーリング効果に満ちた宝石です。


エメラルド

5月 May

グリーンの王様
エメラルド
石言葉:幸運・幸福・愛・健康・希望

古くから歴史に登場し、富と権力の象徴とされていたエメラルド。その美しい緑色に多くの権力者が魅せられてきました。新緑の季節にふさわしい鮮やかな緑色で、初期の宝石職人はエメラルドのグリーンを見ることで眼精疲労や倦怠感を癒していたといいます。結婚式55周年をエメラルド婚式といい、長く歩みをともにしてきたご夫婦を祝う結婚記念石として定められています。


ヒスイ

5月 May

清らかな翠の宝石
ヒスイ
石言葉:幸運・利益・権威

古代から宝物として勾玉などに加工されてきたヒスイ。和名の翡翠という漢字はカワセミとも読み、カワセミの美しい羽の色にたとえられたことからこの名があります。英名のジェイドの語源はスペイン語。2016年にヒスイが日本の国石に制定されました。


真珠

6月 June

肌を美しく見せる魔法のジュエリー
真珠
石言葉:長寿・純潔・純粋無垢・円満

柔らかな光が肌を照らし、美しく見せてくれる真珠。日本の特産品でもあるアコヤパールは、厄除けになるとして古くから身につけられてきました。「月のしずく」「人魚の涙」とも呼ばれる上品な光沢は世界中のロイヤルたちに愛され、日本の皇族の方々も公の場では真珠を着用なさっています。


ムーンストーン

6月 June

月の光を宿す石
ムーンストーン
石言葉:家族の絆・幸運・希望

ゆらめくように輝く神秘的な色彩が魅力のムーンストーン。フェルドスパーのグループで、サンストーンやラブラドライトに近い鉱物です。層状構造を持つフェルドスパーによって干渉現象が起き、オパールのようなゆらめく光彩を放つアデュラレッセンス効果を生み出します。


アレキサンドライト

6月 June

二つの顔を持つ宝石
アレキサンドライト
石言葉:高貴・情熱・秘めた想い

昼と夜の光で色が変わる変色特性を持つアレキサンドライト。太陽光線下では深いグリーン、白熱電球下では赤紫に変化するのが特徴です。「昼のエメラルド」「夜のルビー」と称され、二面性をもつ魅惑の宝石としてたいへん人気のある宝石です。


ルビー

7月 July

情熱的な愛の象徴
ルビー
石言葉:美・情熱・純愛・勇気・生命力・威厳

情熱的な赤い色が女性の心を捉えて離さないルビー。コランダムのうち赤色のものをルビー、そのほかの色のものをサファイヤと呼んでいます。情熱的な愛のシンボルとされ、恋愛成就を願う人に人気のある宝石です。最高級のルビーは「ピジョンブラッド」と呼ばれ、透明感のある深い赤色をしています。


スフェーン

7月 July

日本の夏の森の色
スフェーン
石言葉:成功・改革・永久不変

結晶がくさびの形をしていることからギリシャ語でくさびを指すスフェノスに由来し名づけられました。和名ではくさび石と呼ばれています。分散度が高いためプリズム効果によるファイアと呼ばれる虹色の強い輝きを発します。緑色のスフェーンは夏の森のような輝き持ち非常に美しく、また、輝きがある褐色のスフェーンは秋の森のような色合い持ち合わせています。


スピネル

8月 August

カリスマ性を秘めた鮮やかカラー
スピネル
石言葉:努力・発展・自信

スピネルはラテン語で棘を意味する「Spina」が由来といわれ、尖晶石という和名が示すとおり、原石は鋭利な正八面体の結晶です。スピネルには赤や青、緑、紫などさまざまなカラーがあります。中でもレッドスピネルは鮮やかな赤色でルビーと誤認されてきた歴史を持っています。イギリス王室の第一公式王冠の正面に飾られている317カラットの大きなスピネルは「黒太子のルビー」と呼ばれています。


ペリドット

8月 August

オリーブグリーンが美しい「太陽の石」
ペリドット
石言葉:平和・安心・絆

明るいグリーンが美しいペリドットは、古代エジプトでは「太陽の宝石」と呼ばれて王冠などの宝飾品に使われていました。夜の照明でも美しく輝くため、ローマ人からは「夜会のエメラルド」と呼ばれました。


サードオニックス

8月 August

温かな家庭を守る
サードオニックス
石言葉:幸せな結婚・健康・夫婦円満

サードオニキスは、オレンジ色や赤色の縞模様が見られる瑪瑙の一種。赤や茶色を指すサード(sard)とオニキス(瑪瑙・onyx)を組合わせた名前です。古代エジプトやローマ、ギリシャでは「カメオ」にこの石が使われ、装飾品や護符としてお守りとして身に付けられていました。


クンツァイト

9月 September

ライラックピンクの「夕べの宝石」
クンツァイト
石言葉:可憐・無償の愛・純粋

クンツァイトの名は近代の誕生石を作成した著名な鉱物学者ジョージ・フレデリック・クンツにちなんで名づけられました。ほんのり紫がかった繊細なピンク色は、微量のマンガンによるもの。マンガンは光や熱で退色しやすいため、日光に直接あたらないように保管するのがおすすめです。守ってあげたい宝石、守らなければいけない宝石とも言えます。夜の照明のもとで生き生きと輝くため「夕べの宝石」とも呼ばれています。


サファイヤ

9月 September

誠実な愛のお守り
サファイヤ
石言葉:誠実・徳望・成功・慈愛

サファイヤは鉱物名コランダムの赤色以外(ルビー)の総称で、様々な色合いがあります。ピンク色から橙色のものはパパラチア・サファイヤと呼ばれ、特に日本では人気があります。近年ではイギリスの元王妃ダイアナのサファイヤがウィリアム王子から婚約者へと贈られた経緯もあり、ブライダルジュエリーとしても人気があります。


オパール

10月 October

神秘的な色合いを持つ
オパール
石言葉:希望・幸運・忍耐

オパールは水分を多く含む宝石として知られています。また遊色効果と呼ばれるゆらめくレインボーカラーが特徴です。ホワイトオパール、ブラックオパール、ボルダーオパール、メキシコオパール、ハイドロフェーンオパールなど様々な種類のオパールが存在し、ひとつひとつ集める楽しみもあります。


トルマリン

10月 October

現代的なジュエリーに映える透明感
トルマリン
石言葉:希望・愛情・思慮深さ

トルマリンは宝石の中で最も色のバリエーションが豊富な宝石です。和名を電気石と言い、熱や圧力をかけると帯電する性質があります。一度見たら忘れられない色合いを持つパライバトルマリンや、鮮やかな赤色のルベライト、青~藍色のインディコライト、多彩な色合いのパーティーカラートルマリンなど様々な種類があり、好みの色を選ぶことのできる宝石です。


トパーズ

11月 November

友情のシンボル
トパーズ
石言葉:友情・希望・直感

和名を黄玉というトパーズは黄色のイメージが強い石ですが、ピンク、オレンジ、赤、青、無色などのカラーバリエーションがあり、シェリーカラーのインペリアルトパーズや深い青色のブルートパーズなどが人気です。インペリアルトパーズは結婚23年目の記念石であり、友情のシンボルとされてきました。


シトリン

11月 November

幸せを呼ぶレモン色
シトリン
石言葉:繁栄・富・希望・勇気

シトリンは地中深くに結晶したアメシストが、マグマなどによる熱干渉や放射線により黄色く変化したもの。シトリンの語源はフランス語でレモンを表すシトロンで、和名は黄水晶。美しく輝く黄色が富を引き寄せると考えられ、洋の東西を問わず財運をもたらす石として大切にされてきました。


タンザナイト

12月 December

暮れなずむキリマンジャロの空
タンザナイト
石言葉:高貴・知性・誇り・冷静・希望・神秘

多色性という特徴を持つ青紫の美しい宝石がタンザナイト。1967年に東アフリカのタンザニアで発見され、宝石商のティファニーが命名しました。「タンザニアの夕暮れ」という意味の造語で、キリマンジャロ山の麓にあるメレラニ鉱山でのみ産出される希少石です。自然光の下では透明感に満ちた美しい群青色に、白熱灯の下では紫色、蛍光灯の下では青色へと変化します。


ジルコン

12月 December

ヒヤシンス色の輝き
ジルコン
石言葉:安らぎ・夢想・可能性

強い輝きを持ち、さまざまなカラーバリエーションがあるジルコン。古代ペルシャ語で金を意味するzarと色を表すgunが名前の由来といわれています。地球上のあらゆる地域で産出する宝石です。和名は風信子(ヒヤシンス)石。


ターコイズ

12月 December

旅の安全を守る石
ターコイズ
石言葉:繁栄・成功・強運・旅の安全

トルコ石は青色~緑色の不透明な宝石です。コマドリの卵の色に例えられる淡いブルーの色調が最良とされています。古代エジプト人には特に好まれ、様々な装飾品に使用されてきました。エジプトやイランで産出したものがトルコを経由してヨーロッパにもたらされたため、トルコ石と呼ばれるようになりました。


ラピスラズリ

12月 December

瑠璃色の魔除け
ラピスラズリ
石言葉:信頼・誠実・幸運・健康

名前そのままにラテン語でラピスは「石」、ラズリは「青」を意味する青い宝石。古くからジュエリーや魔除けとして重用されたほか、粉末にして薬や化粧品としても使用されていたようです。シルクロードから日本へももたらされ、瑠璃という和名で古くから親しまれてきた宝石の一つです。


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