3月の誕生日石
3月の誕生石 アクアマリン
石言葉:幸福・聡明・富貴
効果:人間関係に潤いを与え、幸せな家庭生活を守ってくれるといわれています。
旅の安全を守るピュアブルーの宝石
清らかな水を思わせる水色が人気のジェムストーン。古代ローマ時代には船乗りを守るといわれ、旅の安全を約束する宝石として身につけられてきました。ラテン語で”水”を表すアクアと”海”を表すマリンからアクアマリンと名づけられました。これを身につけると沈着冷静になれるともいわれ、豊かな愛情に満ちた家庭生活のお守りとして人気がある宝石です。
エメラルドと同じベリルという鉱物で、モース硬度は7.5〜8。エメラルドがクロムやバナジウムを含むことでグリーンになるのに対して、微量の鉄がアクアマリンの淡いブルーを生み出しています。耐久性に優れ、色が全体に分散していて透明度が高いのが特徴です。
清楚なブルーがとくに女性に好まれ、涼しげな色合いから春夏に身につけられることが多い傾向があります。
3月の誕生石 血赤珊瑚
石言葉:魔除け・長寿・安産
効果:血流が良くなるとされることから、体の健康とお産のお守りとして効果があるといわれています。
深海で育まれる高貴な宝物
古くから魔除けや厄除けのお守りとして身につけられてきた珊瑚。サンゴ虫が硬い骨格を発達させたもので、サンゴ礁を形成するものと、宝石珊瑚になるものに分かれます。宝石珊瑚には赤、ピンク、白などの色があり、赤珊瑚の中でもとくに色が濃く高品質なものを血赤珊瑚と呼んでいます。高知県の土佐沖で取れる血赤珊瑚は世界中から大きな評価を受けており、海外では「TOSA」の名で高い人気を誇っています。
血赤珊瑚は血のような赤い色をしているため、身に着けていると血の巡りが良くなり肉体の健康を保つことができるともいわれ、安産や産後のお守りとして母から娘へ贈る習慣もあります。
3月の誕生石 アイオライト
石言葉:誠実・徳望・鎮静
効果:心を穏やかに鎮め、人生の道筋を指し示す作用があるとされます。
ゆらめくようなすみれ色が神秘的な「ヴァイキングの羅針盤」
ギリシャ語の青紫=IOSと、石=LITHOSから名づけられたアイオライト。多色性を持ち、上から見るとすみれ色、横から見るとほとんど無色に見える不思議な石です。透明なものはファセットカット、半透明のものはカボションカットにしてジュエリーの素材となっています。主な産地はスリランカ、インド、ブラジル、タンザニア、ナミビアなど。
かつて北欧のヴァイキングがアイオライトの薄い板を偏光器として使用し、太陽の位置を確かめて航海したことから「ヴァイキングの羅針盤」ともいわれていました。
ダイヤモンドは毎日のお守り
石言葉:永遠の絆・純愛・不変・純潔
効果:邪気を払い、不屈の精神力をもたらし、強固な意志で生涯の愛を守ります。
深い愛で永遠の絆を結ぶ
ギリシャ語で「何ものにも征服されない」という意味を持つadamas(アダマス)が語源とされるdiamond。ギリシャ神話では太陽神アポロンの守護石とされていました。和名は「金剛石」。
地球上でもっとも硬い物質とされ、硬さの単位であるモース硬度は最大の10。炭素のみの単一元素で構成される唯一の宝石で、高い屈折率から美しい輝きを放ちます。
その美しさと希少性から宝石の王様と呼ばれ、多くのジュエリーに用いられています。堅い絆の象徴でもあるダイヤモンドは、愛に満ちた家庭を築くとされ、婚約指輪として贈られています。結婚60周年を「ダイヤモンド婚式」と呼び、お祝いをする習慣もあります。
ダイヤモンドの評価はCarat(重量)、Color(色)、Clarity(透明度)、Cut(カット)の4つのCで表され、それぞれの項目で高い等級を得るほど価値が高まります。